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- ◆ふすまの汚れ対策
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ふすまのシミやカビの多くはふすまについた汚れから発生します。カビやシミは、いったん目立つようになると、もう元通りに戻すことはできません。ふすまの汚れについては毎日のお掃除のときに、気をつけておきましょう。
小さなシミなどの汚れについては、気にしだすといっそう気になるものです。生活空間を取り巻く日常使いの用具ですから、次第に汚れていくのはやむをえないものと考えましょう。 -
- ◆ふすまの引き手まわりの汚れ防止対策
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ふすまでもっとも汚れがつきやすい部分は引き手まわりです。ふすまを開け閉めするときには、ふすまの表面が紙や織物であることに気をつけて、なるべくしみや汚れのつかないように心がけることが、永くふすまをご利用いただくためのコツです。
ついうっかりぬれている手で引き手のまわりを触ってしまったりして、永年のうちに、汚れが目立つようになりがちです。
このようなときには、やわらかい消しゴムで、丁寧に汚れを落としてみてください。油性の汚れなど取れないものもありますが、煤けの様な汚れは落ちることが多いようです。
また、汚れのひどいときの応急措置としては、引き手をはずして引き手の周りに、ふすまの図柄に合った好みのふすま紙を貼る方法も効果的です。
なお新しくふすま紙を張替えたときに、引き手まわりに防水スプレーを吹きかけておくと、汚れが付きにくくなり、また付いた汚れが拭きとりやすくなります。ぜひお試しください。 -
- ◆日ごろのお手入れ法
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ふすまを美しく保つ掃除のコツとして、
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- ハタキなどで埃を払う
- 汚れをつけたらすぐに処理をする
- 敷居についたゴミや敷居とふすまの底との間に挟まっているゴミは竹串や楊枝などでとる
- 縁や引き手は乾拭きをする
- 縁についた傷が目立つ場合は同色の塗料で補修をする などを心がけてはいかがでしょうか。