七島藺「しつと」大分琉球畳表

 

 すべての琉球畳のルーツがこの国東にあります。

 

 

 七島藺(大分琉球畳表)は

       

       「生まれは琉球 育ちは大分」  です。

 



刈り取り作業
刈り取り作業

 近年、和室と言えば琉球畳と言われるくらい

 

縁なし畳が当たり前のようになってきました。

 

しかし、元をたどれば琉球畳表とは豊後の国

 

七島藺(イ草ではなくカヤツリグサ)で織り

 

上げた畳表の事を指していました。

 

名前の由来は江戸初期の豊後の商人がトカラ

 

列島で栽培されてた琉球イ草豊後に持ち帰り

 

全国に普及させたことから畳表を琉球表と呼ぶ

 

ようになりました。他に豊後表・青表・七島藺

 

                         (しっと)などと色々な名前で呼ばれていました。

江戸時代、庶民はイ草の畳の使用は禁じられ

 

カヤで出来たむしろを使っていましたが、

 

色つやがよく肌さわりの良い七島藺の敷物が

 

多く使われるようになりました。七島藺を畳床に

 

縫いつけた畳を琉球畳と呼び、長屋や商家、

 

火に強く耐久性があるため、囲炉裏のある東北

 

北陸の農家などに使われ近代では炭鉱の住宅

 

などにも使われてきました。また東京オリンピック

 

までは柔道畳としても全国各地で使われていま

 

した。昭和32年頃は年間550万枚もの七島藺

 

が関東以北を中心に出荷されていましたが、栽培

 

や製織の機械化が出来ずイ草にとってかわられ

 

産地として衰退していきました。

一本一本の断面が三角形になってます
一本一本の断面が三角形になってます

 江戸から昭和の中頃まで日本を発展させた

 

庶民の、暮らしを支え癒してきたのは国東の

 

七島藺でした。かつては、国東半島だけでな

 

く県内いたるところで栽培されていた七島藺

 

が、今では国東市安岐地区だけとなり農家

 

5軒を残すだけとなりました。この状況を

 

変えようと、平成22年から農事法人組合

 

と企業が加わり、生産者のもならず七島藺

 

を愛する人々によって「くにさき七島藺振興

 

                          会」が発足しました。

 

この束2つで一畳分の畳表ができます。
この束2つで一畳分の畳表ができます。

当社が七島藺で製作工事した縁なし畳の実際の写真がこちらです。

 

 

 

 

七島藺は昔ながらの栽培方法で、イ草のように

 

染土による泥染めを行いません。その為アトピー

 

喘息でお困りの方にも喜ばれ、若草の様な

 

優しい香りの為、癒し効果も高く、イ草の匂い

 

が苦手な方にも好評です。丈夫で、人に優しい

 

七島藺を地域一丸となって再生に取り組んで

 

おられます。

 

◆驚くほど強い七島藺

七島藺は、い草に対して強靭性にすぐれ、試験の結果では優に

 

5~6倍の強さを持っている事が実証されています。

 

 

 

◆火気にも強い七島藺

美しい畳も、たばこなどの火でこがしてしまっては台無しです。

 

七島藺は、い草と比較して2倍以上の耐焦性のあることが

 

試験されています。

 

クリックすると大きくなります

◆表の見本のご用意。

サンプル
サンプル

 

 

 

 

 

実際の見本は数少ないですが用意しております。

 

ので本物に触って、確かめて頂けます。

 

上・中・下種類もありますし、その中で

 

各、並尺・長尺・幅広と長さも選べます。

 

資料提供は

 

国東 青木本店ホームページです。

 

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